2026/08/19 23:35
大分店・中津店のSAFARI COFFEE ROASTERに、新しいコーヒー豆が入荷しました。ケニア ニエリ県、テグ・コーヒー・ファクトリー産のウォッシュドです。
◆産地について——テカング農業協同組合とテグ・ファクトリー
テグ・ファクトリーは、1969年設立のテカング(Tekangu)農業協同組合を構成する3つの精製所の一つです。「テカング」という名前は、傘下にあるテ(Tegu)・カ(Karagoto)・ング(Ngunguru)、3つのミルの名前を組み合わせて付けられました。この地域の小規模農家は、平均して0.5ヘクタールの農地を所有しています。
テグはケニアのニエリ・カウンティ(郡)に位置しています。「テグ」という名前は「低い場所」を意味しており、ケニア山とアバーディア山脈の間に広がる山麓地帯に位置していることに由来します。標高は海抜1,700〜1,900メートル、水はけの良い深い赤色の火山性土壌と、年間1,900mmの降水量が、この土地特有の凝縮した果実味を育てます。
農協にはコーヒー生産に関連するすべての活動を担当する「フィールド委員会」が設置されており、農家を個別に訪問しながら、間作・除草・剪定・薬剤散布・施肥・マルチングの状況を確認し、技術的なアドバイスや種子の選定支援を行っています。
◆精製方法——ウォッシュド(水洗式)
収穫後、完熟したチェリーは小規模農家によってファクトリーへ持ち込まれ、「ウェットプロセス(水洗式)」として知られる皮と果肉を取り除く工程へと進みます。現在、ファクトリーではディスク・パルパー(円盤式果肉除去機)を使用しており、生豆を保護している内側のパーチメント層から、皮と果肉を分離しています。
果肉除去後、糖分を分解するために一晩かけて発酵させます。その後、水路を通ってソーキングタンク(浸水槽)へと運ばれ、丁寧に洗浄・浸水された後、隆起した乾燥棚(アフリカンベッド)に広げられます。乾燥棚で要する時間は7日から15日ほどで、頻繁な攪拌と選別が行われます。
◆テイスティングノート
実際に焙煎後カッピングしたところ、Blackberry(ブラックベリー)、Molasses(モラセス)、Long Sweet(長く続く甘さ)、Smooth Mouthfeel(なめらかな質感)というコメントが挙がりました。
口に含んだ瞬間に広がるブラックベリーのような凝縮した甘酸、中盤から立ち上がるモラセスを思わせる深いコク。とろりとなめらかな口当たりのまま、飲み終えたあとも長く甘さの余韻が続きます。1st crackからの焙煎時間を短めに取り、この豆が持つ有機酸由来の果実感を活かす浅煎りで仕上げました。火を入れすぎると、このブラックベリーのようなアシディティはすぐに丸く、単調になってしまいます。。
ケニア ニエリ テグ・コーヒー・ファクトリー(200g・¥2,670)は、大分店・中津店の店頭のほか、オンラインストアでもご購入いただけます。
商品ページはこちら → https://safaricoffee.theshop.jp/items/154785018

